子供の病気・発熱と伝染病

セルフケア 子供の病気 (発熱・伝染病) part1
セルフケア 子供の病気とホメオパシー part1
資料はセラピールームSAHHO主宰「ホメオパシーの広場で使用されたものです。無断で転載されることを固くお断りいたします。

なぜ子供にホメオパシーを使いたいのか

●0歳から12歳までの乳幼児期は病気への抵抗力が付き、身体の免疫力ができる大事な時期です。この時期に対症療法で症状を抑えることに頼りすぎると、身体の自然治癒力が弱まり、免疫力が低下します。

ホメオパシーはバイタルフォースに働きかけて全体を強くし免疫力を高めてくれますから、成長期の子供には適しています。


子供に何か症状が起きた時にはホメオパシーをまず使ってみましょう。
 
●生まれたばかりの乳幼児は薬に敏感です。粉薬も錠剤も飲ませることはできませんし、注射も薦められません。ホメオパシーの液体状のレメディを使えば数滴を舌下に落とすだけでよく、生まれたての赤ん坊にも投与できます。粒状のものを蒸留水に溶かしてもかまいません。

●乳幼児は現代医学の薬を飲んでいません。体がまだクリーンです。ホメオパシーレメディはとてもよく効いてくれます。

●現代医学の薬(新薬)は子供に深刻な合併症をおこしやすいけれども、ホメオパシーレメディは安全です。
ヨーロッパの助産婦はホメオパシーレメディで自然分娩を促し難産を回避しています。これはホメオパシーが安全で、妊婦や赤ちゃんの健康に役立っているからです。



子供のABC レメディ・・・・アコナイト、ベラドンナ、カモミラ


セルフケアの必須レメディの中でも、子供にもっとも良く使われるレメディです。
  
それぞれのかしら文字をとってABCレメディと呼ばれています。

3つのレメディが活躍する典型的な症状を覚えることで、子供の病気
にすばやく対処できます。


子供の病気、とりわけ皮膚に発疹のできる感染症は特殊です。


1、潜伏期間約~日間、そのあとに熱、熱が下がると発疹、など教科
  書どおりに病気が経過します。
  どの子がかかっても同じ経過を辿ります。

2、罹ったら2度と罹りません。終生免疫の獲得です。
  人間が生きていくためにとても必要なので、決してなくなりはし
  なかったのです。

3、つまり、人間の成長に何らかの役割を持っていると考えられてい
  ます。


小児疾患が皮膚に発疹を伴うには理由があります。

1、皮膚は身体の覆いです。他者との境界線、区別をつけるものです。

2、自分と他者の区別、これは免疫の働きそのものです。免疫は身体に侵入してきたものが自分に属するものかどうかを見張り、自分を守り抜くためのシステムです。自我の肉体的な表現とも言えます。
しかし空気や食べ物などは異物ではあってもしっかり取り入れます。
外の自然界と自分の内部との交流は生きていくうえで必要なことなのです。

自分が生きるためには他者との結びつきが大切で、そのバランスが保たれなければいけません。これが免疫の本質です。

3、小児病ではこの皮膚を短時間で作り変えるのです。つまり、自分を守る体を短時間で作り上げているのです。
環境への免疫力の獲得です。

4、子供の感染症をむやみに避けてはいけません。
罹りきることが強い体を得る事になるからです。上手に乗り越えさせてください。


病気になった体が元に戻るには時間がかかります。
 
1、病気の経過を確実に辿らせ、回復を慎重に見守って下さい。


2、平熱に戻る時に平熱以下になることもあります。この時期に安静に
させないとぶり返してひどくなることもあります。
でもきちんと見守れば、正常な経過からの逸脱にすばやく反応してあげられます。

3、親も子供の病気と一緒に沢山のことを学んでいけるいい機会ですね。



代表的な伝染病(はしか、風疹、おたふく風邪、水疱瘡)とレメディ

こうした病気は健康な子供に危険な症状を起こすことはないけれども、発病したら薬が欲しい。
そんな時にはレメディが大活躍です。
ただしセルフケアを超えない範囲で使いましょう。個人別の詳しい症状や精神的なことは区別しなければばりまん。
専門家に相談してください。
セルフケアではレメディは主にどんな症状に効くのかを確認しながら使って下さい。



伝染性の病気に良く使われるレメディの紹介です。
  
ただしあくまでも1例にすぎません。子供の症状や体質によってはレメ
ディも多岐にわたりますが、家庭でのセルフケアを越えています。その
ときには専門家に相談して下さい。


病気 熱と経過 発疹 他の症状 レメディの例

<はしか>
40℃が2回
7日間 顔の発疹が四肢へ
色素沈着を残す 発疹前のコプリック班、咳、目の充血

Aco.(突然発熱)
Bell(赤い顔).
Gels.(悪寒、まぶたの腫れ)

<風疹>
(3日はしか)
発熱と同時の軽熱 発疹と同時に顔に丘疹様発疹が出て全身に広がる 耳の後ろや頚部のリンパ節が腫れて目が充血する

Bry.(触られたくない、喉が渇く)
Gels.(悪寒)
Puls.(まとわりつく、外気で好転)

<水疱瘡>
高熱の時もある
3~4日間 かゆみ、丘疹水泡、かさぶた 腹痛、食欲不振、嘔吐

Rhus-t.(最も使われる)
Bell. Aco. Ant-t.
Apis. Bry.Mer.
Puls.

<おたふく風邪>
2~3wの潜伏期間のあとで発病
38~39℃の熱が1~2日持続する 耳下腺腫は1~2日でピークに達する

Aco.(突然の恐怖、不安)
Bell.(腫れた腺が赤く、不眠、喉は渇かない)
Merc.(臭い匂い
Phyt.(左の腫れ

<突発性発疹>
生まれて初めての高熱、3~4日で急に下がる 解熱直後に体幹に丘疹、顔面に広がる 咽頭炎、食欲不振、嘔吐、不機嫌

Aco.(不安恐怖)
Bell.(瞳孔開き顔は赤くなる)

<手足口病>
まず発熱、
年長児は平熱 手、口腔、手のひら、足底に小さな水泡 風邪様症状、口内痛、食事拒否など

Ars.(口の中に水泡ができてひりひり痛む、冷水をちびちび飲みたがる)


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