SAHHO

  Science & Arts of Homeopathic Healimg Organization

女性のためのホメオパシー
女性の様々なライフスタイルに応じた症状にもホメオパシーは大きな効果を発揮します。

中でも生理疾患症状はホメオパシーを試せるチャンスです。
生活の一部にホメオパシーを取り込んでいきましょう。

もちろん、対症療法的なセルフケアで埒が明かない場合には、根本的な体質に見合った治療が必要です。専門家に相談してください。

この資料はSAHHOホメオパシー入門講座「ホメオパシーの広場」で使用されたものです。無断で転載されることをお断りいたします。
貧血・・・鉄剤では胃もたれがする方のために!
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女性は毎月の生理でコップ一杯ほどの血液を失いますが、健康な女性では問題が起きることもありません。次の生理まで、体はきちんと血液の補充をしてくれます。

ただし、何らかの原因があって貧血がおきていると、そうは行きません。慢性の貧血状態に陥っていきます。

日常生活では少し疲れやすかったり、階段を上ると息が切れたり、手足が冷たかったり、と、変調がきたされます。

こういう女性は出産時に体に負担がかかってきます。母体だけではなくおなかの赤ちゃんも貧血気味になっていくのです。おなかの中で赤ちゃんは細胞が増殖していく大切な過程にあるので、何らかの欠損を生じかねないこともあります。先天的な異常につながっていく可能性もあります。

母体の健康は赤ちゃんの健康ですから、妊娠が分かったら、あるいはその前から、血液を正常値にしておく必要があります。

一般的な貧血治療には鉄剤が用いられます。昔に比べれば大分胃腸に負担がかからなくなっているとは言っても、胃もたれが付きものです。

また、飲んだ薬がどれだけ吸収されているのかもよくわかりません。なかなか貧血の数値が変わらないし足踏み状態になってきたりします。

こういう時にホメオパシーのティッシュソルト(生命組織塩)を使うことで難局を乗り越えられることがあります。

貧血の時には Fer-p(リン酸鉄)というバイタルティッシュソルトが使えます。こうしたものを使うことで、不快になりがちな鉄剤の副作用も
クリアできることがあります。



ティッシュソルト(生命組織塩)
 

ドイツのホメオパシー医、シュスラー(1821~1893)が考案しました。

生命組織塩とは、「人体を構成するミネラルの情報」です。

人体に必要不可欠な無機塩をホメオパシー的に希釈振とうして、レメディのかたちにしたものです。

生命組織塩を用いる健康法は欧米ではポピュラーで、バイオケミカル療法として知られています。

人間は必要な無機塩が正しい量と比率で構成されているときに健康なのですが、シュスラーが提案した12種類の無機塩は、欠乏したものは補い、過剰なものを取り去るので、人間の健康な状態を維持してくれることになります。

ホメオパシー的に希釈振とうして作られた無機塩の情報が体に入ると、
正しく物質認識が行われるので、生体の代謝吸収力がたかまり、食物からミネラルを効率よく吸収できる状態になっていきます。

生命の維持に欠かせないものに生命力(バイタルフォース)がありますが、無機塩類はバイタルフォースと深く関係しています。

バイタルフォースが滞ると生命組織塩を吸収代謝する力が弱まってくるので、心身の不調はもとより、年齢不相応な衰弱などが見られることになります。

ストレスフルな社会や成長期などにはこれらの生命組織塩が不足しがちなのですが、食事やサプリメントで補ってもなかなかはかどらないのは、肝心な生命体の代謝吸収力が衰えているからなのですが、こういう時にティッシュソルトは大きな力を発揮してくれます。


生理関連疾患(生理痛や生理に関するもの)
たくさんのレメディが女性の健康のために使われます。

ハンドブックであたるか、セルフケア講座でしっかり学んでください。
そのほかの、女性によくつかわれるレメディの例

妊娠出産・産後・更年期・老年期 を通して使われる例を一部取り上げてみました。

妊娠出産は生命エネルギーが高いので高いポテンシー(30~200c)のレメディをよく使います

出産時にレメディを機敏に使うのには限界があります。あらかじめ付き添いの方などに頼んでおいてください。

産後のレメディの詳しい使い方や精神的なことなどは個人セッションが必要です。

他にも沢山のレメディがありますが、ここでは割愛いたします。


 Cham.  
 Acon.  
 Caullophlum. 
 Arn.   
 Bellis-perennis.
        
 Puls. 
 Sepia. 
 Cimic.   
 Coccu. 
 Igna. 
妊娠出産関連レメディ

❤妊娠、分娩、産後の妊産婦と赤ちゃんのためのホメオパシーレメディの紹介です。

❤ホメオパシーレメディを用いることで赤ちゃんとお母さんに素敵なバランスをもたらしましょう!

❤もちろん、妊産婦や赤ちゃんを取り巻くご家族のためにも、ホメオパシーレメディがもたらすエネルギバランスはとって素的な福音になってくれます。

❤つわりや逆子、腰痛、出産時の不安や恐怖、急激なホルモンバランスの崩れから産後に起こりがちなマタニティーブルーや 赤ちゃんのくずりなど、様々なトラブルに対応するレメディーを紹介していきます。 

❤セルフケアでは普通30cまでですが、妊娠出産時は生命エネルギーが非常に高い時で、なお勝緊急的な要素が大きい時期ですから、200cのポテンシーを用いることができます。

❤出産時に自分でレメディを選ぶのは困難です。あらかじめご家族との協力を得ながら使っていきましょう。

❤用いられるレメディの例
≪用い方の詳細、個々のレメディの詳しい働きに関してはホメオパスにご相談ください≫

Aconite 200c  妊娠中やお産の時に突然来る不安感、死への恐怖、
        産褥熱、急な発熱画起こる時の初めの段階に


Arnica 200c  分娩時の過労と出血

Belladonna   すでに熱が上がって顔が赤く紅潮しているとき
        乳房がかちかちに硬くなり熱を持ってずきずき痛む。
        乳房の血管が放射状にみえる


Bellis Per 200c  妊娠中の子宮内や股関節、下肢の神経にさわるよう
         な痛み、腰の痛みに

Bry       かたくなった乳腺炎、赤くはないが触られたくない
        ジッとしていたい、頭痛

Calendula 200c  帝王切開や会陰切開などの傷や手術


Carbo veg 200c  酸欠で呼吸困難のときの蘇生、赤ちゃんの窒息死を
         防ぐ

Caulophyllum 200c 遅い出産や出産誘発、微弱陣痛、
          最小限でとること


Chamomilla 200  神経質で極端にイライラ、熱さ・怒り・乾きを
          伴う痛み、もう我慢できない!



Cimicifuga200   生理不調、閉経期、出産に関係する症状に使われ
         る。分娩時の難産になるのでは、という不安、収縮
         微弱、パニック



Gelsemium 200  出産が遅くて進まない時に収縮を強める

Hamamelis 200  下肢静脈瘤で内部に圧迫するような痛みに

Hypericum 200  脊髄麻酔や帝王切開などのお産の後に  

Ipecacuanha 200c つわり、車酔い、
         激しい吐き気のある分娩時に

Kali Carb 200   妊娠出産中の腰痛、坐骨神経痛に

Kali Phos 200c   出産前後の激しい疲労に

Nat-m       悪露(水っぽいことが多い)が長引き悲しい気分
          外部から閉ざされ沈み込む、同情を嫌う

Phytolacca 200c  出産後の乳房のケア、乳腺炎などの炎症に
          乳首に炎症があってひび割れている

Pulsatilla 200c   36周以上の逆子、横児を元に戻す

Secale 200c     胎盤剥離促進のために
           長引く悪露(血の塊が混じって暗い色の血液)

Sepia200c      産後の脱毛(Sil.も同様に使われます)
           子宮脱


Staphisagria 200c  出産時の意に染まない介入で傷ついたときに


Child Birth Kit:
Since homeopathic remedies contain minute doses of specially prepared substances, unwanted side-effects are avoided, making remedies safe to use even in situations where conventional drugs would be dangerous or inadvisable, for example during pregnancy or when treating infants. The Helios Double Helix Childbirth kit contains 18 safe, gentle remedies specifically for use during pregnancy, childbirth and postnatal symptoms. The kit comes with a comprehensive booklet that introduces you to homeopathy and features an A-Z guide of symptoms that can be treated, along with materia medica section describing the main uses of the remedies contained.
All remedies supplied in 200c potency.
Contains: Aconite, Arnica, Bellis per., Calendula, Carbo veg., Caulophyllum, Chamomilla, Cimicifuga, Gelsemium, Hypericum, Ipecac., kali carb., Kali phos., Phytolacca, Pulsatilla, Secale, Sepia, Staphisagria.
更年期にホメオパシーでできること
40代後半から50代前半にかけては、初潮から35年続いた生理がなくなっていく時期です。

この時期に、女性の体は老年期にランディングしていくための調節をします。

こうした体の変わり目は心身とても不安定になりがちですが、うまくホメオパシーレメディを使って、すこやかに過ごすこともできます。

Lach ラカシス(ガラガラヘビ) 

とても情緒が不安定で、頭までカーッとほてります。ホットフラッシュという症状です。ラカシスはガラガラ蛇から作られるレメディですが、このレメディを必要とする人は、嫉妬深く疑り深く、おしゃべりです。どうかすると、とっても気が短いかもしれません。

Sepis セピア(いかスミ)

ひとりでいたがりますが、ひとりでいるととてもみじめに感じる人です。あらゆることに無関心で、自分が愛している人や家族に対してうっとおしく感じたりします。機嫌が悪くてイライラして、とっても敏感です。涙もろくてめそめそ泣いたりしています。

Pulsatilla プルサティーラ(西洋翁草)

なんとなく悲しくて落ち込んだりしています。孤独感があります。とても涙もろくて、誰かにそばにいてもらいたいし、慰められたりして欲しい状態がつづきます。締め切った部屋にいるのが苦手で、外に出て外気を吸ったりすると調子が良くなったりします。
健康な骨

秩父小鹿野町毘沙門水が日本の名水100選に選ばれました。http://www.ksky.ne.jp/~juju/GIIN/bisyamon.htm


水量は多く、いつ出かけてもあふれるように蛇口から流れています。すぐそばの川に流れ込んでいきますので、川もみずみずしく気持ちが洗われます。この水で生活する地域住民には骨粗鬆症のかたはいないそうです。農作業をしているかたに腰の曲がった女性も見かけません。子授けの水としても昔から有名でこの集落には双子がとても多いそうです。

この水で育つ野菜は、他の地域の野菜に比べるとしゃきっとみずみずしく味わいが違います。水汲み場のそばで野菜の無人販売をしている根岸さんは、自家製の野菜を丁寧にクーラーボックスの中に入れて販売しています。根岸さんの奥様は京風の細面で美しい農婦です。ご夫婦ともに年配ですが、寡黙に農作業をされています。この部落はもしかしたら平家の一族かも知れません。

ひんやりとした箱の中で買い手を待つ野菜たちの表情は嫁入り前の箱入り娘のように純です。この野菜を一度口にすると、生協のグリーンボックスも負けるかな~、という感じなのです。つい欲張ってたくさん買ってしまうのですが、まあ、鮮度はやはり一日ですね。

それにしても飲み水にカルシウムというのは骨量をいやがうえにも高めてくれます。このあまい水で淹れたお茶も味噌汁もコーヒーも美味しい。日本には各地においしい水が湧き出ていますが、毘沙門水が名水に選ばれた理由は世界遺産と同じような基準があるようです。水の環境を住民がどれだけ慈しんで整備しているか。

そういう意味では毘沙門水の住民たちは信心深くてすぐ近くに毘沙門天の石像もあるし、川のほとりには水を祭る竹飾りも設置されています。水の神様がここには確かにおられるようです。

水を信仰する精神と地域の方たちの健康はリンクしているようです。ホメオパシーは水なくしては成立できない医療体系ですが、ホメオパシーの創始者ハーネマンが生まれたのはドイツのマイセン。磁器で有名です。あの真白い磁器作りにも豊富な水が欠かせません。

必要なものが必要なだけ、ハーネマンのそばにはあったのでしょうか。この毘沙門水の住民が水の神をあがめているように、ハーネマンも敬虔なクリスチャンでした。病気治しに素晴らしい威力を発揮したレメディは、彼にとっては神様からの授かりものでした。当時の科学は波動説も水のクラスター現象も量子力学的解明もなかったのですから、レメディの効果は神様のなせる技だと思っても不思議はないのです。

レメディを無尽蔵の薬のように乱暴に大量に使う方たちは、神からの授かりもの、と敬けんな気持ちで使ったハーネマンの時代の素朴な精神にもっと沢山のことを学んでほしいものです。信仰と癒しは車の両輪です。ルルドの泉に代表されるように願ったり祈ったりするだけで病がいえる場面もあります。インディアンのシャーマンも病の通過儀礼をスエットロッジの中で祈りながら行います。変性意識が病を治すことを知っていたのです。

世の中にはまだ、まだ不思議なことがたくさんあります。毘沙門水が名水100選に選ばれたことも、水への敬虔な祈りが結実したからなのかもしれません。

水場は住民の手でいつも清められているので、水汲みに出かけるたびに、その命の水のいとおしさに触れるような気持にさせられるのですが、それはまた、森羅万象を乗物にするレメディのいとおしさに触れるときの思いとよく似ているような気もします。

毘沙門水からレメディを作るとしたら、そのピクチャーはいったいどんな具合になるのでしょうか。興味深いものができるかもしれませんね。