Scorpion さそり

ホメオパシー個人セッション09055294027
Scorpion  サソリ
HAに招かれて授業をしている世界の教師、David Mundy氏 はこのレメディをオスカーをとった映画「There will be blood」を使って解説しました。砂漠の石油採掘で一攫千金を狙う冷酷無比な男の物語です。映画や小説、神話という題材には、レメディが際立って表現されているものがあるので、よく彼が使う方法です。

つまり、作者が勝手に登場人物を作り上げているわけではなく、何か一つのエネルギーがあれば必然的にそれが際立った一人の人物像に収束していくのだ、ということがわかります。

フィクションだからといって荒唐無稽の人物では作品に説得力はありません。作品の力は、いかに登場人物にリアリティが感じられるかにあります。それだけ作家は世界を観察して人物を作品に登場させていることになるのですね。

さて、このサソリというレメディ。テーマは砂漠での一人ぽっちのファイター、果敢で挑戦的、利己主義、防御体制が強く、脅かされ、許さない、自信過剰で一つのことだけを考える、にもかかわらず思いやりがあって世界のことを心配する、オレンジ色が好き、ハリで突き刺す夢、自分の子供を殺したい妄想。

サダム・フセインはまさしくこのレメディにぴったりです。日本にも「さそり座の女」という歌がありますが、まさにそれです。流行歌であっても必然的な描写で曲が出来上がっているわけです。

このレメディを必要としている人はこうしたテーマにあふれている(似たものが似たものをいやす)のですが、ホメオパシーの面白いところは、まさしく、こういうところです。似たものしかあなたの症状をいやすことができないのだ、と言わんばかりです。

もちろんプルービングという人体実験を経た上でのレメディのテーマになるのですが、レメディはエネルギーの乗り物ですから、ある物質がどんなエネルギーをもっているのかを感受できるセンサーがこちらにあれば、いわば、物事を敏感に感受する能力があれば、何か病的な症状が起きた時に、その人がどんなエネルギーの持ち主なのかわかれば、その人によく似たレメディを使ってその人の病気を治すことができるということになります。

症状は後からついてくることになります。


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