マヤズムとマヤズム治療について

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マヤズムとマヤズム治療

 

マヤズムMiasmとは人間の奥深い部分にあって表面には現われていないものです。ホメオパシーの創始者ハーネマンによる治療概念(1828年著[慢性病論])です。

この著作の中でハーネマンは慢性病の根源的な意味を説いています。マヤズム発見以降のハーネマンの処方は単なる類似の法則に基づくものだけではなくなり、ホメオパシーとはマヤズムである、とまで考えていました。

このマヤズム理論は非常に難解な理論ですから、現代に至るまでホメオパス達の見解も多岐にわたっています。

マヤズムとは遺伝だ、と考えるホメオパスもいたり、「Psoraマヤズムは疥癬である」という考察もありますが、現代では一種のレメディーの分類法になっています。

また現代では遺伝学を含めて考える傾向が見られます。

このように、マヤズム概念は議論になるところで、ギリシャの世界的に有名なホメオパスのビソーカスなどは、マヤズムをレメディーの選択には使いません。

マヤズムでは病原菌に代表されものですが、その人がその病気になりやすい傾向とも言えます。いわばマヤズムは状態であって、その人本人から病原体が検出されることはありませんが、その人がどういう病的状態を表現しているか、その結果見えてくる症状からレメディをどう選んでいくかのヒントを与えてくれたりします。

個々のホメオパスがマヤズム理論を使う使わないはともかく、学ばなければならない大きな壁であることは事実のようです。

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