ブライオニア

9.ブライオニア

 

<ブライオニア>

テーマ   体の乾燥をともなう風邪・便秘 

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効能    

炎症の進行はゆっくりだが、ちょっとした動きでも悪化を招いて痛みを伴うつらい症状。
便秘。頭痛。風邪。


進行は緩やかでも深刻な諸症状に対応します(ベラドンナ、フェラス・フォス参照)。

たとえば、突然発症するのではなく、数日中に徐々に進行する風邪や咳などです。この症状の特徴は、あらゆる動作に対し過敏になることです。

患者は、一人でそっとしてほしいと望みます。

患部を動かすことが困難になりますが、患部を強く押してもらうと楽になります。

胸部に感染症がみられるケースでは、患部を下にして横になり、咳をする時は胸を押えます。

乾燥して、喉が乾きますので、十分な水分の補給をしばしば行うことが必要です。

深刻な症状においては、いくら水分を補給しても、患者の唇は非常に乾燥しがちです(プルサティラ参照)。

症状は高温によって悪化するため、新鮮な空気を必要とします(プルサティラ参照)。


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症状

 呼吸器系疾患から頭痛や関節痛まで、いろいろな症状において見うけ られ、緩やかに進行します。

 コホコホいう空咳(からせき)はゆっくり進行しながらも、気管支  炎、胸膜炎、さらには肺炎まで引き起こす危険があります。

 このような症状を含めてあらゆるブライオニア症状において、患者は 一般に鋭く激しい痛みを訴えます。
 
 口は渇き、舌は厚い苔におおわれます。

 唇も乾き、ひび割れてしまいます。

 深刻な呼吸系疾患では、発熱とともにひどく発汗し、新鮮な空気を求 めます。

 イライラしたり(ナックス・ボム参照)、一人にそっとしてお いてほ しがります。

 関節や背中に起こる症状でも熱と激しい痛みを伴い、体を動かすと悪 化します。

 頭痛の場合は、激しく割れるような痛みです。

 どんな動作でも、目を動かしただけでもひどくなります。

 便秘の場合は、黒っぽい焦げたような便となり、排便後に激しい痛み を伴います。

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