カリ・ビック

25.カリビック Kali-b

 

<カリビック>

テーマ   副鼻腔炎・頭痛 


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効能

副鼻腔炎。頭痛。


濃い分泌液(膿)が出て、鼻腔(洞)の上に当たる顔面局部に厳しい痛みを伴う副鼻腔炎。

ベトベトとした、または粘り気のある黄緑色の鼻水。

カリ・ビックの痛みは他の部位に移りやすく、特に鼻腔や関節に出る。

患部の粘膜には潰瘍が生じることもある。

胃潰瘍(ナックス・ホミカ参照)。

濃い鼻水を伴う潰瘍((薄い鼻水が出るメルク・ソルとは対照的)。

副鼻腔炎との関連性が考えられる頭痛。

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症状

頑固な粘膜炎症を伴う鼻腔(洞)から起こる痛み。

鼻の付根の圧迫感と眼の周りの部分的痛み。

顔面の片側に偏った痛み(プルサティラ参照)。

膿(鼻汁)は濃くてネバネバし、なかなか除去できない。

病気の進み具合によって色が変化する。

初めは無色透明だが、その後、鼻の内部、特に隔膜に起きた炎症や潰瘍によって白または緑色になってくる。

鼻詰まりの初期には激しいイビキをかき、その後、息苦しく感じたり臭覚の低下症状が見られる(ナット・ムールー参照)。

濃くてネバネバした粘液(鼻汁)を伴うひどい咳。

リウマチ症状では、骨の痛みが体のあちこちに移動し、関節がこわばってポキポキ音を立てる。

左側の坐骨神経痛も含み、症状は動くと改善され、冷えると悪化する。(ルス・トックス、ハイぺリカム、マグ・フォス参照)。

カリビックの症状は衣服を脱ぐ際、そして午前中に悪化する。

患部を温めるとよくなるが、奇妙なことに暑い日にも悪化する傾向がある。

頭痛の原因はおそらく副鼻腔炎であり、毎日同じ時間に頭痛がして、痛みが頭部全体に広がることもある。

偏頭痛はかすみ目を伴う。

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